カットソー・・・これこそが楽観主義者の生きていく隙間?
久々にやちゃいました。
タートルネックのカットソーをつくろうかという考えから、数年ぶりに生地屋さんのショールームを訪ねてみると、
イタリア、ardites社のAiry Sweater Wool Jersey。
こいつは新しい!
スライバーニットといって日本には無い編み機を使用しているそうで、結構話題になっているそうです。
勉強不足でした。
そしてやっぱり高い生地値。
それを聞くとなぜかテンション上がってしまう悪い癖。
とにかくその日より3週間で製品化しました。
ちょうど工場も暇な時期でしたので。
Peach Heads "Airy Sweater Wool Jersey"Crew Neck
タートルとかいう発想はすっかり忘れ去られ、これがベストと決断したのがこちらでした。
洗練された生地に魅せられて、これを使って何を作ればお客さんが喜んでくれるかなんて頭を悩ませて・・・。
いやちょっとカッコつけ過ぎですね、「どうしたら売れるか」でした。
見て下さいこのボリューム感。
奥に並べたUggブーツがローカットに見える(?)
まぁとにかく僕が言いたいことは、もちろんうちのオリジナルともなれば本当に少量生産で、でもきっとお客さんが認めてくれるだろうと信じて、コレだ!とかいって発注する訳です。
カットソーという分野は、そういうことがやり易くて、僕のような楽観主義者がこんな時代でも生きていく隙間として残っている、間違いなく。
ほんの少しの生地を手配してくれる人、型紙(パターン)を作ってくれる人、生地を裁断してくれる人、縫製する人、もちろん配送してくれる佐川のお兄ちゃんも含めて、店に並ぶまでに何人もの人の手を借りて自分が思いついたことを実現してくれる。
なかなか素晴らしいと思いませんか?
えっ、それは売れてから言えって?・・・(汗)
という訳で、楽観主義者といえば・・・。
David Lindley El Ray-X Long Sleeve Tee
若かりし日に、「生まれ変われるなら、この人になりたいな」と思ったことがありました。
明日の嫌なことは明日考えよう。
2度考えたら損するから。
そんな歌詞に共感して・・・。
いや待てよ、そんな歌詞あったっけな?
まぁいっか、あってもなくても別に誰も怒りはしないよね。
という楽観的な考えでした・・・おしまい。